8月はただただ暑かった。気合いの入った猛暑が連日訪れては、私たちから絞り出た汗は気体となって雲にでもなったのだろうか。
しかし、そんな夏の残暑真っ只中で8月21日のGHEEE@渋谷MilkyWayは、過去より更に賞賛を浴びたライブだったそうです。とても有り難いです。
GHEEEはライブ毎に何かを更新し続けている。
何かは分からないけど、自己ベストを徐々に更新していっている気がします。
当然といえば当然だけど、常に自分のプレーは最低限でMAXを出しているわけだから、それ以上の何かはそのときの降ってきた何かと相まってプラスされてるのかもしれない。
しかし、毎回MAXを出すライブは出番前に恐くなることもあるし、思ったようにエンジンがうまく温まってくれないときもある。
そして、ステージに上がって「バーン!」と音を出すと、一瞬で不安や怯えが消えて気持ちよく離陸できるときもあるし、ちょっと機体が揺れて余計なところが力んでしまったりもある。
でも、どんなことがあっても大丈夫とか、これで良いんだとか、全然問題無いとか、バッチリだとか、そういった気持ちで演るだけで、格段にライブは太くて大きくて前向きなものになるんだ。
そんな気持ちを抱え、今週の頭(8月末)にGHEEEの3rdアルバムに向けてのレコーディングも開始された。
最初の2日間は、メインはボクとヒサヨちゃんのリズム録り。
2日間で十数強録ったのですが、2nd「レコンキスタ」より全然レベルというかハードルが上の楽曲ばかりで、正直レコーディングがスムーズに進むかなんて全く自信が無かった。
しかし心を無にして、ひたすら邪念を払いながら今ある全てを素直に放り込んだ。
後から録音したリズムトラックを聞き返したら、第三者の自分が欲をかいて「もっとこうすれば」とか「もっとああしてみたら」とか言えるというのは本当に素晴らしいテイクが録れた証拠。次に繋がる上でも。
これから、ギターや歌やコーラス。そしてミックス。マスタリングへと流れる工程でどんどんブラッシュアップしていくことを想像すると、更に楽しみでならない。
間違いなく前作よりも高いスキルを要した新作なのだが、前作から現在に至るまでの積み重ねの正に賜物だと思っている。
ライブ本数やリハーサル回数は少なくても、イメージやメンタルやテクニックは自ずとではなく、意識してじっくり丹念に磨き上げてきたからね。
次回のGHEEEライブは10月12日に下北沢CLUB Queでのワンマンが、2010年の締めのステージになります。新譜からの未発表曲も演りたいところですね〜お楽しみに☆